2011/08/29

●女子バスケ：日本開催、ロンドン五輪アジア予選開幕

　第24回FIBA　ASIAバスケットボール選手権が21日、長崎県大村市で開幕された。

　今大会は、2012年のロンドン五輪の予選も兼ねており日本を含むアジアの12ヶ国で１枚のオリンピック出場権をかけて戦う。優勝国がオリンピックの出場権を得る。

　日本がオリンピックに出場するには、今大会優勝か、2位又は3位に入り、来年行われる世界最終予選で上位5位以内に入る必要がある。

　24日の時点で、ハヤブサジャパンは決勝トーナメント進出を決めている。

＜出場国＞（グループ別）

レベル I	日本、中国、チャイニーズ・タイペイ、韓国、インド、レバノン
レベル II	マレーシア、スリランカ、カザフスタン、インドネシア、ウズベキスタン、シンガポール

＜試合結果＞


◆ 8月21日
ＬII：スリランカ 　53対67　インドネシア
ＬII：カザフスタン　　53対73　マレーシア
ＬII：シンガポール　45対73　ウズベキスタン
ＬI：チャイニーズ・タイペイ　81対53　インド
ＬI：韓国　99対93　中国
ＬI：レバノン　49対77　日本

◆8月22日
ＬII：インドネシア　69対87　カザフスタン
ＬII：シンガポール　26対91　マレーシア
ＬII：ウズベキスタン　82対50　スリランカ
ＬI：インド　47対83　韓国
ＬI：レバノン　58対79　中国
ＬI：日本　81対54　チャイニーズ・タイペイ

◆8月23日
ＬII：マレーシア　66対74　インドネシア
ＬII：スリランカ　59対70　シンガポール
ＬII：カザフスタン　62対61　ウズベキスタン
ＬI：中国　87対38　インド
ＬI：チャイニーズ・タイペイ　83対55　レバノン
ＬI：韓国　66対59　日本

◆8月24日
ＬII：シンガポール　52対89　カザフスタン
ＬII：スリランカ　30対65　マレーシア
ＬII：ウズベキスタン　65対68　インドネシア
ＬI：レバノン　75対104　韓国
ＬI：チャイニーズ・タイペイ　63対72　中国
ＬI：日本　79対51　インド

◆8月25日
ＬII：インドネシア　74対58　シンガポール
ＬII：カザフスタン　80対42　スリランカ
ＬII：マレーシア　65対58　ウズベキスタン
ＬI：インド　52対71　レバノン
ＬI：韓国　69対67　チャイニーズ・タイペイ
ＬI：中国　76対53　日本

◆8月27日

入替戦：レバノン　65対54　カザフスタン

入替戦：インド　66対60　マレーシア

準決勝：中国　76対62　日本

準決勝：韓国　72対66　チャイニーズ・タイペイ

◆8月28日

3位決定戦：日本　83対56　チャイニーズ・タイペイ

決勝：中国　65対62　韓国

　8月27日の準決勝で敗れてしまったハヤブサジャパンは、3位決定戦でチャイニーズ・タイペイに勝利した。今大会を3位で終えたハヤブサジャパンは、来年6月開催予定のロンドンオリンピック世界最終予選への出場権を得た。ロンドンオリンピック世界最終予選で、上位5チームに入ればオリンピック出場が決定する。
　大会ベスト5に大神雄子選手、個人部門のアシスト王に吉田亜沙美選手が選出され、今後の活躍に期待したい。優勝した中国はロンドンオリンピックへの出場が決定した。

日本女子バスケットボール代表メンバー

選手の名前など詳しくは下記URLへ

http://www.facfw2011.jp/pdf/20110715-01.pdf


●その他ロンドンオリンピックニュース

　インターナショナル・パラリンピック・デー2011がパラリンピックのチケット販売前日の現地日時9月8日からトラファルガースクエアにて開催される。

　この大会では翌年ロンドンで行われるパラリンピックの興奮を直接先取りして体感することが出来る。主な企画としては、パラリンピック金メダリストであるオスカー・ピストリウスが登場し、また車イスバレーボールでギネス世界記録に挑戦、車イスバスケットボールや車イスラグビーなど多岐に渡る種目のデモンストレーションが行われる予定である。

　この大会が開催された翌日から来年のパラリンピックのチケットが200万枚販売される予定だが、もう既に100万枚の予約が入っている。ロンドンオリンピック組織委員会委員長であるセブ・コー氏は『このイベントが、多くのイギリス国民がパラリンピックの魅力や選手に触れ、チケット購入へのきっかけとなることを期待する』と述べている。

　オリンピックだけでなく、パラリンピックへの期待も現地では高まりを見せているようだ。