ロンドンオリンピックニュース Vol.19
2012/01/10
● 男女バレーボール:すべての大陸予選日程決まる
未決定だった、ロンドンオリンピック出場をかけたアフリカ大陸の予選日程が決定した。各大陸の予選日程が決定し、2012年のスポーツの盛り上がりにも注目していきたい。
<大陸予選の日程>
◆男子
◆女子
※女子の北中米大陸予選の日程が変更しました。変更した日程が記載されています。
● イギリスの歴史について(誕生から第二次世界大戦後までの概略)
イギリスの正式名称はUnited Kingdom of Great Britain and Northern Irelandであり、日本語ではグレートブリテン及び北アイルランド連合王国と呼ばれている。
イギリスは5〜9世紀にかけて、ゲルマン人のアングロ・サクソン諸部族がブリタニアに侵入、征服し、アングロサクソン七王国が誕生した。
同国を象徴する有名な出来事が産業革命である。18世紀から蒸気機関の開発や工場制機械工場の発達が活発化した。元来、綿織物産業がイギリスにおいて主要産業のひとつであったが、蒸気機関を主軸とした動力の促進により、工場での大量生産が可能となり、様々な場面において安価な労働力が必要となった。この産業革命が契機となり、大量の工業都市が国内に誕生し、人口が爆発的に増え、従来の農村コミュニティーから新しい都市のコミュニティーが形成されるようになり、人々の生活が目紛しく変化した。国力を強化させたことにより、イギリスは世界から見ても存在感のある国へと躍進する。それが垣間見えるのが、イギリスの植民地政策である。産業革命後勝ち得た莫大な経済力を用い、勝利した対仏戦争後、イギリスは世界各国に植民地を増やしていく。例えば、東南アジアのビルマと海峡植民地(現在のマレーシア)、香港、流刑地であったオーストラリアやニュージーランド、アフリなのナイジェリア、南アフリカ等を植民地とし、大英帝国を建設した。
その後、19世紀後半に入って、ドイツの産業革命が急激に発展したことにより、ドイツが既にイギリスとフランスによって分割されていた植民地の再分割を両国に求めるようになる。この対立が激化したことが遠因となり、第一次世界大戦が勃発した。二つの世界大戦の後、イギリスは相次いで主要の植民地のほぼすべてを失うことになり、築き上げて来た帝国の崩壊が進み、現在はカリブ海や大西洋沖の島々などの領土のみを保有している。