ロンドンオリンピックニュース Vol.28

2012/03/12

イギリス発祥のスポーツ:クリケット

 クリケットとは、半径70メートルほどの広大なフィールドで行われる野球に似た球技である。試合中にティータイムがあり、その優雅な雰囲気から、「紳士のスポーツ」との異名も持つ。クリケットは、ラグビーと同様、上流階級が行うスポーツとされており、いくつかパブリック・スクールでは体育の必修種目とされていた。クリケットの起源は諸説あるが、一般的なのは13世紀、羊飼いが仕事の疲れを癒すために始めたゲームとされている。その後、庶民の娯楽として確立し始め、17世紀初頭には現在のクリケットに通じる形になったとされている。18世紀から19世紀にかけて、英国領土が世界中に広がって行くと共に、クリケットも世界のスポーツとしての変遷を遂げる。ラグビーやサッカーと並び、絶大な人気を誇るため、現在の競技人口もサッカーに次ぐ世界第2位とも言われている。ちなみに日本での競技人口は日本在住外国人も含めて、およそ1,500人である。オリンピック競技としては、1900年のパリ大会において1回のみ採用されたことがある。イギリスにはプロリーグも存在し、サッカー同様、11人でプレーする競技である。また、イギリス発祥のスポーツであることから、監督が試合中に指示を出すことが認められておらず、試合中はキャプテンの指示に従うため、キャプテンシーが試合の勝敗を決める重要な要因となり、ラグビーと類似している。
 試合中の服装は、国際試合とアマチュアの試合では、伝統的な白の襟付のシャツに白いズボンといったユニフォームに、帽子、赤のボールを使用して競技を行うが、プロの試合になると、着色されたユニフォームに白のボールを使用する。白を伝統的に着用する意味としては、日差しを避けるためとされている。
 日本ではまだまだ馴染みの薄いスポーツではあるものの、世界に目を向けてみると、人気のあるスポーツであることが伺える。




イギリスの交通機関について

 ロンドンの地下鉄は、世界最古の公共鉄道である。ロンドンの地下鉄は1863年に開通し、underground(アンダーグラウンド)と呼ばれているが、ロンドンではより親しみを込めてそのトンネルの形状より「チューブ」と呼ばれている。現在は12路線が市内を走っているが、運行の遅れや、混雑する事などでロンドンの地下鉄の評判が悪いのも現状である。オリンピックパークへの移動手段として鉄道が利用されることも見込まれ、オリンピック開催に合わせ「ジャベリン」と呼ばれる高速鉄道の新設も行われている。地下鉄の運賃が少し高めになっているが、1日乗り放題となるトラベルカードなどを利用してみるのもいいかもしれません。
 次に、ロンドンの象徴ともなるのが2階建ての赤いバス、ダブルデッカーである。昔、馬車を移動手段にしていた庶民が、屋根にも席を作って利用していたことが、ダブルデッカーの始まりだとされている。ダブルデッカーは安く利用できるので今でも多くの人が利用している。2005年にはルートマスターの名で愛されていた、旧型のダブルデッカーが引退し、今は新型のダブルデッカーがロンドンを走っている。旧型のダブルデッカーはロンドン市内でまだ見ることもできるので、観光ついでに探すのも面白いでしょう。
 また、バスの他にも黒い車体のタクシーも有名である。運転手になるための試験は難関とされているため、運転技術やモラルがよく初めて乗る人でも安心して利用する事ができる。黒い車体にちなみ、ブラックキャブの名で親しまれているが、その他に個人タクシーとしてミニキャブという物も存在する。ミニキャブは、ブラックキャブより安いため、市民は一般的にミニキャブを利用している。
 ロンドンの交通機関は混雑するので、事前に調べて利用するのがおすすめです。