ロンドンオリンピックニュース Vol.30
2012/03/23
● 男子ホッケー:世界最終予選、ダブリンで開幕、韓国が本選出場へ
6カ国がロンドンオリンピックへの出場権獲得を賭けて戦う、最終予選が3月10日から18日にかけてアイルランドのダブリンにあるダブリン大学にて開催された。今大会で優勝した韓国が、本選に出場する11カ国目の国となることが決定した。
今大会に出場している国は、韓国(世界ランク6位)、マレーシア(世界ランク13位)、アイルランド(世界ランク16位)、ロシア(世界ランク20位)、チリ(世界ランク26位)、そしてウクライナ(世界ランク29位)の6カ国である。
また、最後の世界最終予選として、4月に日本の岐阜県各務原市で開催される大会もある。日本は開催国として、最後の本選への切符を勝ち取りに行く。
来週は女子の最終予選がベルギーのコンティフで開催される。
大会結果の詳細は以下である。
3月10日 | マレーシア 5-1 チリ |
アイルランド 6-1 ロシア | |
韓国 8-2 ウクライナ | |
3月11日 | マレーシア 6-2 ロシア |
ウクライナ 0-12 アイルランド | |
韓国 6-1 チリ | |
3月13日 | ウクライナ1-5 マレーシア |
ロシア 4-3 チリ | |
アイルランド 1-1 韓国 | |
3月15日 | ロシア 2-0 ウクライナ |
マレーシア 2-3 韓国 | |
チリ 0-3 アイルランド | |
3月17日 | 韓国 5-1 ロシア |
チリ 4-2 ウクライナ | |
アイルランド 1-1 マレーシア | |
3月18日 | チリ 1-2 ウクライナ |
マレーシア 6-1 ロシア | |
韓国 3-2 アイルランド |
● 本大会の施設紹介〜サッカー〜
なでしこジャパンに続きU-23代表もロンドンオリンピック出場を決め、日本の男女サッカーは3大会連続でアベック出場が決まった。そこで、今回はオリンピック本戦がどのような会場で行われるかいくつかを紹介していく。
サッカーの本戦は、ロンドン市内に位置するウェンブリー・スタジアムと、市外に位置しているシティ・オブ・コベントリースタジアム、ミレニアムスタジアム、ハムデンパーク、オールド・トラフォード、セント・ジェームズパークの計6会場に分かれて行われる。
ウェンブリー・スタジアムは2007年に完成し、サッカーのオリンピック本戦で使用される6会場のうちもっとも大きく、1度に90,000人が観戦できる、世界最大の屋根つきスタジアムである。スタジアムの屋根に付けられたアーチがシンボルになっている。スタジアムの屋根は悪天候にも対応できるよう、開閉式になっているためサッカーの試合以外にも、アメリカンフットボールやコンサートの会場として利用されている。大会期間中は、決勝戦をはじめ9試合が行われる。
オールド・トラフォードはサッカーの名門クラブ、マンチェスター・ユナイテッドFCの本拠地として使われているスタジアムであり、数々の名勝負・名試合が行われてきた事から「シティ・オブ・ドリームズ」(夢の劇場)という別名も持つ。イギリスで2番目に大きいスタジアムであり、大会期間中は準決勝までの9試合が行われる。スタジアムには、ミュージアムやメガストアも併設されている。サッカー好きなら、一度は行ってみたいスタジアムだろう。
大会期間中女子サッカーの3位決定戦を含む12試合が行われる、シティ・オブ・コベントリー・スタジアムは、2005年よりコベントリー・シティFCの本拠地として利用されている。元々は、リコー・アリーナと呼ばれているが、オリンピックの大会期間中のみ、シティ・オブ・コベントリー・スタジアムと呼ばれる。ボン・ジョヴィなどのライブ会場としても利用されたこともあり、大会期間中は試合会場としてだけでなく、たくさんのイベントが開催されるライブサイトにも指定されている。