力合わせ「地域密着」-香川プロスポーツク設立

2007/02/13

国立スポーツ科学センター(JISS)からの最新情報です。

 今回は国内からの情報です。香川では、野球、バスケットボール、サッカー、女子バレー、アイスホッケーの5団体が相互に連携。地域密着を理念に、講習会やファン向けイベントを実施していくことを計画しています。連携、地域密着がキーワードです。




 香川県内を拠点に活動するスポーツのプロ、アマ計5団体でつくる「香川プロスポーツクラブ連絡協議会」の設立総会が5日、高松市内のホテルで開かれた。

 地域密着という共通理念のもと、各団体が相互に連携。練習場の優先確保、会場使用料の減免などを行政へ要望する一方、講習会やファンへの感謝イベントを合同で開き、地域の活性化や競技力向上に努めることなどを申し合わせた。

 協議会は、野球の香川オリーブガイナーズ、男子プロバスケットボールの高松ファイブアローズのプロ2チームに、サッカーのカマタマーレ讃岐、女子バレーボールの 四国Eighty8Queen(四国エイティ8)、アイスホッケーのサーパス穴吹クラブのアマチュア3チームを加えた計5団体で構成した。

 設立総会には各団体の代表ら約30人が出席。大半が初顔合わせだけに、まず各チームが抱える課題を集約、どういう連携ができるかを探った。競技によって活動シーズンが異なるが、プロ、アマ問わず共通した悩みは練習場の確保。特にアイスホッケーは県内にスケートリンクが一施設しかないことから、オフシーズンを含め、練習に苦慮していることを説明した。また、いずれのチームも財政的に厳しい運営を強いられていることを報告した。

 現場の代表も出席。四国エイティ8の米田一典監督は「行政へ要望するだけでな く、自分たちが地域のために何ができるかが重要」と強調。一つの例として、各チームの選手や監督が指導者となり、子供たちが複数の競技を体験できるサマーキャンプの開催を提案した。

 会合では、役員も発表され、初代会長に四国エイティ8の高橋久夫部長を選出。事務所を、同チームを運営するNPO法人(高松市番町1丁目)に置くことを決めた。高橋会長は「香川スポーツ界の新しい歴史の出発。力を合わせ、地域住民から支持されるチームを目指したい」と意欲を見せた。今後、早急に事務レベルで協議を重ね、本年度内に具体的な事業計画を立てる予定。

四国新聞社 2007/02/06 09:43
http://www.shikoku-np.co.jp/sports/local/article.aspx?id=20070206000107