「ボールであそぼう」指導者講習会IN富山県 ≪射水市ヨシダ大島体育館≫開催報告
富山県総合型地域スポーツクラブ連絡協議会(とやまSCネット)と富山県スポーツ少年団、公益財団法人富山県体育協会は、日本トップリーグ連携機構(JTL)の協力により2013年11月24日(日)、富山県射水市の射水市ヨシダ大島体育館にて、「ボールであそぼう」指導者講習会を開催いたしました。
「ボールであそぼう」は、発育発達期の子どもたちを対象とし、ボールを使って様々な動きを取り入れ身体機能向上を目指す運動プログラムですが、富山県総合型地域スポーツクラブ連絡協議会(とやまSCネット)と富山県スポーツ少年団は、初めて連携して今回の講習会を開催いたしました。
当講習会への関心が高く80名の指導者の方々が参加しました。
会場:富山県射水市ヨシダ大島体育館
受付の様子
【講習会スケジュール】
9:40~10:10 受付
10:20~10:30 開講式
10:30~12:30 研修Ⅰ「ジュニア期のスポーツの考え方」座学(研修室)
12:30~13:30 休憩
13:30~16:30 研修Ⅱ「ボールであそぼう!」プログラム実技(アリーナ)
16:30~16:40 閉講式
開講式では、開会に当たり富山県スポーツ少年団 北東(ほくとう)本部長より開講のご挨拶と日本トップリーグ連携機構常務理事 安達宣郎より挨拶後、平野祐司 当機構事務局長による開講オリエンテーションが行われました。
富山県スポーツ少年団 北東本部長
当機構常務理事 安達宣郎
当機構事務局長 平野祐司
北東本部長、富山県総合型地域スポーツクラブ連絡協議会 大西会長
開講式後、早速「研修Ⅰ」山梨大学人間科学部の中村和彦教授による講義「ジュニア期のスポーツの考え方」が行われました。
・子どもたちを取りまく環境が大きく変化した1985年を境に子どもたちの体力が全国的に急激に低下したこと。
・今や運動をしないことによって病気の要因にもなっており、運動をしない子供たちをどのように運動をさせるかが大きな課題
となっていること。
・幼少期(2~12歳)に様々な動きの習得と動くことの楽しさを経験させることが重要であること。
・子どもたちが生涯を通じてスポーツを行うには、幼少期の「楽しい遊び」の経験が必要であり、受講されている富山県のスポーツ指導者の皆さんの役割は大変重要であること。
などわかりやすく語られ、参加者のみなさんは真剣にメモをとりながら受講していました。
山梨大学教授 中村和彦先生
受講風景
昼食後、アリーナで研修Ⅱ「ボールであそぼう」プログラム実技が行われました。講師は、中村教授と元女子バスケットボール日本代表の岩屋睦子さんを中心に、元WJBL選手の桜庭珠美さん、山梨大学の篠原俊明さん、当機構の小林萌子が、参加者の周りを回ってわかりやすく指導、解説して盛り上がりました。
左から岩屋氏、桜庭氏、篠原氏、小林
指導中の中村教授
「アップ」から始まり「ハンドリング(手ならし)」「基礎的なプレー」、「連携的なプレー」、「ゲーム的なプレー」の他、ボールを使わない「オフ・ザ・ボール」など、「投げる、取る、蹴る」といった様々な体勢や人数でボールを扱うバリエーションを体験しました。
3時間もの実技は、いつも指導している参加者の皆さんも、内容の豊富さと大変な体力が必要なことを実感したようです。
参加された「スポーツ少年団」と「総合型地域スポーツクラブ」の指導者の方々は、いつしか知らない同士も会話が弾み笑顔になってゆき、まさしく身体を使って遊ぶ楽しさとその大切さを体感することができたようです。
実技の様子
全プログラム終了後には、閉講式と全体写真を撮影いたしました。
全体写真