「ボールであそぼう」指導者講習会IN AOMORI (新青森県総合運動公園マエダアリーナ) 開催報告
「ボールであそぼう」指導者講習会 IN AOMORI
スポルト青い森グループと日本トップリーグ連携機構(JTL)は、2014年3月8日(土)吹雪の中、青森県青森市の新青森県総合運動公園マエダアリーナにて、「ボールであそぼう」指導者講習会を開催いたしました。
「ボールであそぼう」は、発育発達期の子どもたちを対象とし、ボールを使って様々な動きを取り入れ身体機能向上を目指す運動プログラムですが、スポルト青い森グループは、今回で2回目の講習会を開催いたしました。青森県は、子供たちへのスポーツ指導に力を注いでおり、当講習会への関心も高く「保育士」「小学校教師」「スポーツクラブ指導者」等の40名の方々が参加しました。
講習会スケジュール
9:30~ 9:50 受付
9:50~10:00 開講式
10:00~12:00 研修Ⅰ「ジュニア期のスポーツの考え方」座学(研修室)
12:00~13:00 休憩
13:00~16:00 研修Ⅱ「ボールであそぼう!」プログラム実技(アリーナ)
16:00~16:10 閉講式
開講式では、開会に当たりスポルト青い森グループが運営するWill(ウィル)スポーツクラブ顧問 津島 淳氏(衆議院議員)より開講のご挨拶を頂きました。
司会 スポルト青い森グループ山田氏
Will(ウィル)スポーツクラブ顧問 津島 淳氏
当機構事務局長 平野祐司
開講式後、平野祐司当機構事務局長から開講オリエンテーションが行われ、引き続き「研修Ⅰ:ジュニア期のスポーツの考え方」の講義が行われました。
・子どもたちを取りまく環境が大きく変化した1985年を境に子どもたちの体力が全国的に急激に低下したこと。
・今や運動をしないことによって病気の要因にもなっており、運動をしない子供たちをどのように運動をさせるかが大きな課題となっていること。
・幼少期(2~12歳)に様々な動きの習得と動くことの楽しさを経験させることが重要であること。
・子どもたちが生涯を通じてスポーツを行うには、幼少期の「楽しい遊び」の経験が必要であり、受講されているスポーツ指導者の皆さんの役割は大変重要であること。
などわかりやすく語られ、参加者のみなさんは真剣にメモをとりながら受講していました。
昼食後、アリーナで研修Ⅱ「ボールであそぼう!」プログラム実技が行われました。講師は、元女子バスケットボール日本代表の岩屋睦子さんと山梨大学の篠原俊明さんを中心に、元WJBL選手の桜庭珠美さん、当機構の小林萌子が、やり方の手本を見せながら参加者の周りを回って指導、解説しました。
左から岩屋氏、桜庭氏、篠原氏、小林
「アップ」から始まり「ハンドリング(手ならし)」「基礎的なプレー」、「連携的なプレー」、「ゲーム的なプレー」の他、ボールを使わない「オセロ」など、「投げる、取る、蹴る」といった様々な体の使い方のバリエーションを体験してもらいました。また、多人数の場合や低年齢の子供たちでも楽しめる方法も提案しました。
3時間の実技は、いつも指導している参加者の皆さんも、体力が必要なことを実感したようです。
青森市の様々なところから集まった指導者の方々は、知らない同士も会話が弾み笑顔になり、スポーツを通じて一体感を感じ取られていたようです。
プログラム実技終了後には閉講式が行われ、新青森県総合運動公園 和嶋公園長から閉講のご挨拶で全プログラム終了となりました。
新青森県総合運動公園長 和嶋氏
今回参加いただきました、青森県の指導者の皆様、スポルト青い森グループの皆様、本当にありがとうございました。