2019年度日本トップリーグ連携機構 GM研修会Ⅰ 開催報告
公益財団法人大崎企業スポーツ事業研究助成財団助成事業
日本トップリーグ連携機構では、7月16日(火)・17日(水)の2日間、鳥取県米子市において2019年度のGM研修会Ⅰを開催いたしました。
この研修は、クラブ型スポーツチーム及び企業スポーツの活性化に重要な役割を果たす各リーグのGM(ゼネラルマネジャー)などを対象にした研修会です。
本年度は2回開催、また年度のテーマとして昨年度から引き続き「マーケティング:チームの価値を考える ~「勝ち」だけが「価値」ではない~」を設定しております。1回目となる今回は18名が参加、サッカー・J3の株式会社SC鳥取(ガイナーレ鳥取)を題材として、講義やグループワーク、視察また情報交換や交流を通じて課題を共有し、研究・討議しました。
→ 研修会日程
【1日目】
1日目の会場は皆生温泉にあるおーゆ・ホテル会議室で実施。13時45分より開講式が行われ、事務局によるオリエンテーションの後、当機構田口理事・事務局長による主催者挨拶があり研修会が始まりました。
始めにファシリテイターであり、本研修会にご協力頂いている公益財団法人スポーツヒューマンキャピタル(SHC)の中村聡氏より、今回の研修会のテーマと研修会の流れなどの説明があり、アイスブレークとしてグループ内での自己紹介を行った後に、グループの他の方を紹介する「他己紹介」を行いました。
続いて、今回事例紹介する株式会社SC鳥取から経営企画本部長の高島 祐亮氏が登壇、ご本人がなぜ鳥取に就業しているかから始まり、鳥取の取組についてお話があり、受講者より質問がありました。引き続きグループワーク、個人ワークも行い、高島様もグループに参加頂き、受講者は鳥取の取組からヒントを得て自身のクラブ、チームで実施するプランの素案作りを行いました。
視察の後は会場を移動し、夕食を兼ねた懇親会を行い、受講者の同士積極的な交流の場となりました。
【2日目】
第2日目は「チュウブYAJINスタジアム」にあるSC鳥取クラブハウス内の会場に移しての講義となりました。
昨日に引き続き鳥取・高島様に登場頂き、スタジアムと芝生事業の視察を行いました。「手作り感満載」とおっしゃるスタジアムに出て説明を受けました。スポンサー企業と協働開発もしている自動芝刈り機mimoの仕事中に運良く遭遇できました。また、スタジアムの近隣にある芝の育成地も訪れました。
視察後には、SC鳥取の塚野真樹社長に登壇頂き、クラブの成り立ちから現在、そしてこれからについて講義頂きました。
昼食後、特別講義としてスポーツ庁参事官(民間スポーツ担当)付参事官補佐 忰田康征氏に登壇頂き、スポーツ行政全般の最新の動向について講義頂きました。
研修会の最後のセッションでは本研修会の全体共有として各グループより1名が発表をいたしました。続いてSHC中村氏よりグループ発表のまとめ、また今後のFacebookの活用についての説明がありました。今後は今回設置したFacebookのグループで引き続きつながり、今回の研修会の感想、発表ができなかった各自のアクションプランとその実施状況、新しい取り組みの報告、相談ごとなどに利用していくことになります。
今回の研修内容を各チームに持ち帰って頂き、今後のチーム運営や地域、企業との関わりに活かされることを願っております。
なお、本講習会にご参加いただきました参加者の皆様、講師の皆様、ご協力頂きましたSC鳥取及びご支援いただいた 公益財団法人 大崎企業スポーツ事業研究助成財団様に心より感謝申し上げます。