2019年度日本トップリーグ連携機構 審判研修会 開催報告
日本トップリーグ連携機構では、8月24日(土)・25日(日)の2日間、Japan Sport Olympic Square内会議室において2019年度審判研修会を開催いたしました。
この研修会は、各リーグで活躍する国際審判員もしくは国際審判員を目指す審判が一堂に会し、その資質向上と各競技の枠をこえた審判の交流を図ることを目的としています。今回は11リーグより44名の審判員、関係者が参加しました。
※この事業は競技強化支援助成金を受けておこなっております。
→ 研修会プログラム
【1日目】
事務局によるオリエンテーションの後、まず始めに開講式を行い当機構副専務理事の真下昇による主催者挨拶、そして研修会が始まりました。
セッション1は審判員における「コンプライアンス」について公益財団法人日本サッカー協会の玉利聡一氏より講義がありました。審判員の技量とは別に角度でトップレフリーとして必要な要素を学びました。
セッション2はNPO法人コーチ道の松場俊夫氏による「モチベーショントレーニング」の講義です。自身の感情をコントロールする方法などを検討する時間も含めて話を聞きました。
1日目の講義が終了し、しばし休憩の後懇会場を移して夕食兼懇親会を開催いたしました。改めて全員の自己紹介のお時間もあり、親睦を深め盛り上がりました。
【2日目】
2日目の最初の時間、セッション3は基調講演です。ラグビーの元日本協会公認A級審判員の平林泰三氏の登壇です。「アジア初のプロレフリー」として数々の国際、国内大会で活躍した同氏にその心構えなどのお話を頂きました。
続いて、セッション4は「レフェリー講演~ラグビーW杯をふまえて~」をラグビー・日本協会公認A級 審判員 久保 修平氏から国際審判員の先輩としての講義です。
9月20日から日本で開催するワールドカップにおいてアシスタントレフリー(副審)に選出されている同氏、日本人としては3人目、主審も含めると4人目の選出となり活躍が大いに期待されています。大会前にお話を直に聞く貴重な時間となりました。また、グループワークも行い発表をいたしました。
昼食をはさみ、セッション5は「ロジカルシンキングとディベート」としてプロセス・クリエイトの杉村郁雄氏の講義がありました。選手やチームスタッフとのコミュニケーションをとる場面を想定して、以下に論理的に行うか実践も含めて講義が展開されました。
研修会最後のセッション6は「レフリーディスカッション」の時間です。当機構事業推進委員審判研修会担当の家永昌樹氏(ハンドボールリーグ)、澤健生氏(ラグビートップリーグ)がファシリテイターとなり、受講者も積極的に参加し研修会の仕上げの場としました。
本講義後、閉講式を行い今回の審判研修会は終了いたしました。
参加者の皆さんが本研修から学んだことを生かして、各競技の国際大会で審判員として拝見できることを日がくることを期待します。