2026.01.30
日本トップリーグ連携機構 GM研修会【第2回】
公益財団法人大崎企業スポーツ事業研究助成財団助成事業
開催報告
日本トップリーグ連携機構では、2026年1月26日(月)・27日(火)に、2025年度第2回目となるGM研修会を開催いたしました。
当機構には、団体ボール競技を中心とした日本のトップリーグ9競技12リーグ、約300のチーム・クラブが加盟しています。各競技・リーグをより一層活性化していくためには、チーム・クラブのマネジメント機能の強化が不可欠であるという考えのもと、公益財団法人大崎企業スポーツ事業研究助成財団様の助成事業として、本研修会を継続的に実施しております。
近年、企業がチームを保有・支援する意義は、単なる競技支援にとどまらず、社会貢献や地域活動を含めた企業戦略の一環として捉えられるようになっており、自治体との連携も強く求められています。当機構が毎年実施している「企業のスポーツ支援意識調査(競技強化支援事業)」においても、支援を継続する企業は「社会への貢献」や「統括団体・チームの考え方への共感」を重視し、自社の経営方針との親和性を求めていることが明らかになっています。スポーツ組織には、ビジネス文脈の中で自らの価値を説明し、企業との関係性を再構築していく姿勢が求められています。
本年度2025年度の大テーマは引き続き「スポーツチームの存在価値を高める」としています。10月に開催した第1回のテーマは「企業(実業団)チーム・クラブの価値を高める」。で研修を行いました。
今回のテーマは「余暇の中のスポーツの価値を高める」。スポーツ単体ではなくエンタメを含めた「余暇」時間の使い方という視点からスポーツ、チーム・クラブの価値を考える研修となります。講義、ワークを通じ得られた知見、アイデア等を自チームに持ち帰り、チーム内で価値を再構築することを目的としています。
当日は27名(対面17名、オブザーバー10名)が参加。企画運営はプラスクラス・スポーツ・インキュベーション株式会社様の協力を得て実施いたしました。
【当日の様子 第1日目 1月26日(月)】
午後1時より開校式が行われ、当機構・稲垣専務理事の開講の挨拶に続き、平地大樹様 (プラスクラス・スポーツ・インキュベーション株式会社)より本研修会の趣旨説明がありました。参加者は各グループに分かれ、自己紹介を行いました。
1日目の講義では、株式会社よみうりランド 執行役員 ポケパーク・アミューズメント事業副担当の曽原俊雄氏を講師に迎え、入場者数が落ち込んだ時期からV字回復に至るまでの戦略についてお話しいただきました。
都市圏における余暇時間のシェア争いの中で、「わざわざ行く理由」をどのように設計してきたのか、遊園地をスタジアム・アリーナに置き換えて考えることで、スポーツクラブにも応用可能な考え方が示されました。
講義後は質疑応答・トークセッションを行い、その後、「都市部にホームを構える仮想チームが、余暇の中で選ばれるスポーツ体験の設計」をテーマに4グループに分かれグループワークを行いました。
グループワークでは、誰に来てほしいのかというターゲット設定をはじめ、来場のきっかけとなる接点や導線、試合当日の体験価値や演出、他のエンターテインメントとの差別化ポイント、情報発信・プロモーションの考え方といった観点から、仮想チームのスポーツ体験を設計しました。
その後、各グループより代表者が発表を行い、講師およびファシリテーターよりフィードバックが行われました。
休憩をはさみ、個人ワークとして「都市型の学びを自チームに応用する」をテーマに、自チームの現状整理を行いました。現在の主なターゲット、集客チャネル、来場者が感じていると考えられる「行く理由」、他の余暇との競合状況などを整理し、チームの立ち位置を改めて見つめ直す時間となりました。
1日目終了後は、参加者・講師・運営スタッフによる懇親の場を設け、研修の内容を踏まえた意見交換や情報共有が行われました。
【当日の様子 第2日目 1月27日(火)】
2日目は午前10時より開始し、前日の振り返りと気づきの共有を行った後、講義が行われました。
株式会社パソナグループ リージョナルウェルビーイング事業部長の池田征史氏を講師に迎え、淡路島を「通過点」から「目的地」へと変えてきた取り組みを通じて、地域資源を活かしたコンテンツ設計、行政や企業との連携、人の流れを生み出す視点などについてお話しいただきました。
講義後には質疑応答およびトークセッションを行いました。
その後、昼食をはさんで、「地方都市にホームを構える仮想チームが、余暇の中で選ばれるスポーツ体験の設計」をテーマに5グループに分かれてグループワークを行いました。
グループワークでは、地域特性を踏まえたターゲット設定や地域・周辺施設との連携施策、地方都市ならではの強みを活かした体験価値、都市部とは異なる「選ばれる理由」といった観点から意見を出し合い、グループごとに整理しました。
発表後は、講師およびファシリテーターからコメントをいただきました。
その後、個人ワークとして「自チームの“余暇に選ばれる理由”を再設計する」をテーマに、2日間の学びを踏まえながら、自チームのホーム地域の特性や現在の来場者像・来場動機、競合する他の余暇との関係性を整理し、理想とする「選ばれる理由」や提供したい体験価値、具体的な施策アイデア(短期・中長期)について考えました。最後に、「自分たちのチームは、どんな余暇体験を提供するのか」を一言のコンセプトとしてまとめる時間となりました。
ワーク終了後は、3名の方が代表して発表を行い、講師およびファシリテーターから講評がありました。
その後、研修の締めくくりには、当機構・田口事務局長より閉講の挨拶があり、集合写真の撮影を行い、全日程を終了しました。
本研修で得られた知見を各チーム・クラブに持ち帰り、今後のチーム運営や地域・企業との連携に活かしていただくことを期待しております。
ご参加いただきました参加者の皆様、協力企業の皆様、講師の皆様、ご支援いただいた公益財団法人大崎企業スポーツ事業研究助成財団様に心より御礼申し上げます。
【協力】(敬称略)
プラスクラス・スポーツ・インキュベーション株式会社
ファシリテーター 平地 大樹
運営 山下祐介、高橋麻衣子
【研修会内容】(敬称略)
日程:2026年1月26日(月)13:00~17:30/1月27日(火)10:00~15:00
テーマ:余暇の中のスポーツの価値を高める
<1日目>
2026年1月26日(月)13:00~17:30
■開講式・アイスブレイク
■講義①
「都市圏エンタメ市場で“行く理由”をつくる
―よみうりランドV字回復の戦略―」
講師:株式会社よみうりランド
執行役員 ポケパーク・アミューズメント事業副担当
曽原 俊雄
■質疑応答・トークセッション
■グループワーク
テーマ:都市部にホームを構える仮想チームが、余暇の中で選ばれるスポーツ体験の設計を考える
■個人ワーク
テーマ:都市型の学びを自チームに応用する
<2日目>
1月27日(火)10:00~15:00
■講義②
「地方の“余暇”体験を再設計する
―淡路島に学ぶコンテンツ設計と届け方―」
講師:株式会社パソナグループ
リージョナルウェルビーイング事業部長
池田 征史
■質疑応答・トークセッション
■グループワーク
テーマ:地方都市にホームを構える仮想チームが、余暇の中で選ばれるスポーツ体験の設計を考える
■個人ワーク
テーマ:自チームの“余暇に選ばれる理由”を再設計する
■主催者挨拶、記念撮影

