2026.01.09
JTLアドバイザリー・プラットフォーム 主管 第3回 企業スポーツに関する勉強会
開催報告
一般社団法人日本トップリーグ連携機構(JTL)では、12月22日(月)に「JTLアドバイザリー・プラットフォーム 主管 第3回企業スポーツに関する勉強会」を開催いたしました。
<開催概要>
日時:2025年12月22日(月)16:00~18:00
会場:(公財)日本サッカー協会会議室 および オンライン(ハイブリッド形式)
人数:35名(対面参加:14名、オンライン参加:9名、オブザーバー:12名)
テーマ:企業スポーツの“勝ち”だけではない“価値”を考える
~水戸ホーリーホックの事例から企業スポーツを考察する~
登壇者:沼田邦郎氏(株式会社フットボールクラブ水戸ホーリーホック取締役)
西村卓朗氏(株式会社フットボールクラブ水戸ホーリーホック取締役GM)
<当日の様子>
始めに、当機構理事・事務局長の田口より挨拶をした後、本プロジェクトメンバーである菅原政規氏より、プロジェクト全体の説明と、第1回・第2回勉強会の振り返りを行いました。その後、第3回目となる本勉強会のテーマについてご説明いただき、ゲスト講師による講義に移行しました。

●セッション① 登壇者:沼田邦郎氏
沼田氏からは、水戸ホーリーホックの歩みを振り返りながら、クラブとしての土台や評価が十分ではなかった時代から、選手教育と地域貢献を軸に「クラブの存在意義や価値」を築いてきた歴史についてお話しいただきました。大義と信念を持ち、クラブが地域のハブとなり人と街を育てていく姿勢について、実体験を交えて共有いただきました。

●セッション② 登壇者:西村卓朗氏
西村氏からは、水戸ホーリーホックにおける人間力の考え方を起点に、選手が長く活躍するために必要な価値観や使命感についてお話しいただきました。その実践例として、選手一人ひとりが自身の「MVV(Mission・Vision・Value)」を言語化する育成プログラム「メイクバリュープロジェクト」をご紹介いただき、コロナ禍をきっかけに始めた「Grass Roots Farm(農事業)」を通じ、地域課題と事業を結びつけながら新たな価値と収益を生み出している取り組みについて共有いただきました。
最後に、アスリートのコンディショニングや日々の実践から得られる知見が、組織や働く人の在り方にどのように活かせるのかについて、企業スポーツが持つ見えにくい価値や数値化しにくい価値を社会に広げていく視点を示していただきました。

講話後は、約10分間のグループワークを実施し、セッション③へと移行しました。
●セッション③ パネルディスカッション
ゲスト講師の沼田氏、西村氏に再度ご登壇いただき、本プロジェクトメンバーの高橋義雄氏、菅原政規氏をファシリテーターとして迎え、パネルディスカッション形式により、各グループからの質問をもとに対話を深めていきました。
質問は、選手育成におけるMVVの個人と組織の整合や、農事業など新規事業の位置づけ・合意形成といった「組織のつくり方」に関する論点、企業スポーツが生む非財務価値の捉え方、ウェルビーイングへの展開など、「価値の可視化」にも広がりました。具体的な課題意識に基づく自組織への応用を意識した質問が中心となり、共有をしながら考える時間となりました。

ご参加いただいた皆さまからは、「チームや自社に持ち帰り共有したいことを多く学べた」、「選手育成がどのような形で地域貢献や収益に結び付き、価値を高めることに影響するか勉強になった」などの感想をいただきました。
本事業では、今後も勉強会を開催し、企業スポーツの価値や持続可能な姿を共に考えて創り出していけるよう取り組んでまいります。


※この事業は競技強化支援助成金を受けておこなっております。

